【無外流居合兵道】

系譜

流祖辻月丹資茂ー都治資英ー都治資賢ー都治資幸ー高橋八助充亮ー高橋達蔵充玄ー高橋八助成行ー高橋哲夫武成ー高橋赳太郎ー中川申一ー石井悟月ー西村力(聖武舘道場舘長)ー八尾剣友会

由来

無外流の流祖は、辻月丹資茂である。慶安二年(1649年)近江国甲賀郡馬杉村(滋賀県甲賀郡甲賀町)に生まれた。13歳のときに、京に上り山口流の流祖山口卜伝斎門に入った。そこで山口卜伝斎について剣を学び、延宝2年26歳の時、師の印可を受け江戸へ出て道場を開いた。石潭和尚について禅を修行し、渇を得て無外を号し、かんぜんとして剣禅一致の哲学を説いた。45歳のときである。

 月丹には大名の弟子が多く、中でも姫路藩の酒井家、土佐藩の山内家にゆかりが深い。

稽古種目

1、「五用の業 」

真 (しん)

連 (れん)

左 (さ)

右 (う)

捨 (しゃ)

2、「五箇の業 」

水月 (すいげつ)

陰中陽 (いんちゅうよう)

陽中陰 (ようちゅういん)

響き返 (ひびきがえし)

破図味 (はずみ)

3、「五応の業 」

胸尽し(むなずくし)

円要(えんよう)

両車(りょうぐるま)

野送り(のおくり)

玉光(ぎょっこう)

4、「走り懸り」

前腰(まえごし)

夢想返し(むそうがえし)

廻り懸り(まわりがかり)

右の敵(みぎのてき)

四方(しほう)